フィンランドの社会福祉制度は、主に社会保険と各種サービスの2つの部門から構成されている。
<社会保険>
・社会保険は、疾病手当や失業手当などの手当関係や、年金を保証している。また民間保険団体や社会保険団体、そして多様な失業基金が、社会保険に対する責任を負っている。しかし根源的な責任をおっているのは国である。
<サービス>
・社会福祉サービスや保健医療サービスは、すべて地方公共団体によって行われている。自治体職員の半数以上が、社会福祉や保健医療サービスに従事しており、地方公共団体の支出の約50%を、これらのサービスに費やしている。
・フィンランドの社会保障制度に含まれる各種手当やサービスは、普遍的な権利とみなされている。これは、誰もが手当やサービスを受ける権利をもつということを意味している。
【出典】フィンランド地方自治体連盟のウェブサイトから
http://www.kunnat.net/k_perussivu.asp?path=1;161;279;280;37562