英国では2016年5月18日、国会の2016~17年の会期が始まり、今回の会期で政府が国会に提出する予定である法案を女王が読み上げる儀式「クイーンズ・スピーチ」が行われた。現在の与党は2015年の5月5日の総選挙で勝利した保守党であり、また2016年7月には首相がデービッド・キャメロンからテリーザ・メイに交代している。
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英国では2016年5月18日、国会の2016~17年の会期が始まり、今回の会期で政府が国会に提出する予定である法案を女王が読み上げる儀式「クイーンズ・スピーチ」が行われた。現在の与党は2015年の5月5日の総選挙で勝利した保守党であり、また2016年7月には首相がデービッド・キャメロンからテリーザ・メイに交代している。
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・英国議会は、2015年11月と2016年5月、北アイルランドに関する2つの法律を制定した。
・「2015年北アイルランド(福祉制度改革)法」は、懸案となっていた北アイルランドでの福祉制度改革を、二次立法の制定によって、英国政府が実行することを可能にするものである。
・「2016年北アイルランド(ストーモント合意と実施計画)法」は、北アイルランド紛争の名残で今なお続く準軍事的活動の終結に向けた規定などを定めている。
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・2016年4月1日、「全国生活賃金」が導入された。今年度は1時間あたり7.20ポンドに設定された。
・英国では既に1999年に法定最低賃金が導入されている。全国生活賃金は実質的に、25歳以上の被雇用者を対象とする法定最低賃金に新たな名称を与えたものである。
・今回、全国生活賃金が導入される以前から、英国では、「働く人が十分な生活水準を維持するために必要とする賃金」を意味する「生活賃金」という概念が存在し、一部の雇用者によって採用されている。
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・2016年3月に制定された新法によって、イングランドにおいて、親が働いている場合、3、4歳児が無料で保育サービスを受けられる時間が週15時間から週30時間に増えることになった。
・週30時間の無料保育サービスを利用するための条件は、両親ともに就労していること(片親家庭の場合は片親が就労していること)、収入が政府が定めた範囲内であることである。
・イングランド全土での制度改正は2017年9月からであるが、2016年9月より、一部の地方自治体で、試験的に新制度が実施される。
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「生活賃金(Living Wage)」とは、衣食住を賄うことができ、十分な生活水準を維持するために必要な賃金の額である。国が定める法定最低賃金(National Minimum Wage)と異なり、雇用者に遵守義務はないが、英国では、ロンドン及びロンドン外の地域の生活賃金が、雇用者へのガイドラインとして、それぞれ毎年発表されている。
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