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英国

ウォルサムフォレスト区におけるヘイトクライム対策~「No Space for Hate」プログラムについて~

2022年07月28日 

 ロンドン・ウォルサムフォレスト区には、様々な民族コミュニティが存在し、ロンドンで最も多様性に富んだ地域の一つとなっている。英語を母国語としない住民の割合は、全国平均が8%であるところ、ウォルサムフォレスト区では約26%となっているなど、人口の約53%がマイノリティ出身である。近年、ロンドン全域で、人種・民族・宗教・セクシュアリティーなどに対する偏見や差別に基づく憎悪犯罪「ヘイトクライム」が増加傾向にあったところ、2019年にウォルサムフォレスト区においても世間の注目を集める大きな事件が発生したことを受け、同区はヘイトクライム対策に取り組むことを決定し、「No Space for Hate」プログラムを開始した。

 本レポートでは、この「No Space for Hate」プログラムについて、市民集会の開催をはじめ、地域課題解決に向けコミュニティ主導で進められている取組内容紹介する。 

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