・MIPIMは、フランス・カンヌで毎年開催される世界最大の不動産見本市である。2015年5月に日本版の「MIPIMジャパン」が初めて開催される。
・海外から多くの不動産業者が集まるMIPIMは、英国の地方自治体が地域再開発計画への投資を誘致できる良い機会であるが、財政難の折、地方自治体職員の海外出張に対する住民の目は厳しい。
・そのため、不動産開発業者が地方自治体職員のMIPIM参加費用を拠出するケースも少なくない。しかし、このことも、不動産開発業者と地方自治体の慣れ合い的関係の象徴であるとの批判を呼んでいる。
・2014年10月にロンドンで開催された初めてのMIPIM UKでは、「地方自治体が海外の投資家に公共の土地を売却し、古くからの住民を追い出す機会を提供する」場であるとしてこのイベントに抗議し、ロンドン市長の入場を阻もうとする抗議行動が行われた。