ヘルシンキ市は「2009年-2012年戦略プログラム」で、ヘルシンキをフィンランドの食文化の中心とすることを目指している。
同プログラムの目標は、食品業界の環境への影響を小さくすることとヘルシンキをヨーロッパで美食を楽しむことができる都市として、ますます魅力的な街にすることである。市は、既存のヘルシンキ食品卸売市場を個人客やレストランへの卸売を強化することで、ヘルシンキの食文化の中心にすることを進めている。ヘルシンキ食品卸売市場の再開発は、カラサタマ地区(ヘルシンキの湾岸地域で、住宅やオフィス等の開発が進められている地域)の開発の一環でもある。
アクションプランでは、デイケアセンターにおいて2015年までに有機食品の利用を50%にするなど、食品業界における有機食品の使用の増加、市民菜園を増やすことで市内での食物栽培を促進すること、食品廃棄物のリサイクルや堆肥化を進めることで食品産業由来の温室効果ガスの削減を目指している。
【出典】ヘルシンキ市のウェブサイト(2011年10月26日付)
http://www.hel.fi/wps/portal/Helsinki_en/Artikkeli?WCM_GLOBAL_CONTEXT=/Helsinki/en/news/helsinki+promotes+culinary+culture