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調査・研究

ドイツの地方自治情報メモ

ドイツ

ドイツ州政府における行政構造改革 -バーデン・ヴュルテンベルク州とニーダーザクセン州の改革を事例として-

2012年03月23日 

札幌大学法学部准教授
宇野 二朗

はじめに
ドイツの地方自治制度の特徴の一つは、州と自治体とが融合的な関係にあることである。郡(クライス)・特別市やゲマインデ(市町村)といった自治体は、自治的な任務に加えて、州の任務も実施している。
 こうした融合的な仕組みを支えるために、面積の広い州では、県庁(行政管区庁)1が置かれ、州行政のレベルと、州行政の一部としての自治体レベルとの調整が行われてきた。後述のように(第1章第3節)、ドイツにおける県庁は、州行政の一般中級官庁として位置づけられる組織であり、その長官は、住民から直接公選されるわけではなく、また、公選される議事機関も持たない。

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