地方自治体協議会(LGA)は、道路の状態により生じた被害に補償を求める要求の増加が、道路補修に要する予算を枯渇させているとして、「負ければ報酬は受けない」弁護士を非難している。
昨年イングランドとウェールズの地方自治体では、道路にできた穴により被害を受けた人へ5300万ポンド(約79.5億円)の補償金を支払ったが、これは道路の補修に支払った額より、70万ポンド(約1億円)も多かった。LGAの交通委員会の委員長であるDavid Sparks氏は、「悪循環に陥っている道路の維持費用は、地方自治体の支払い能力を超えている。この状況は道路補修予算の半分を食いつぶしている弁護士たちにより、更に悪化するだろう。」と述べている。
*参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」について 15.05.2009(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=1899913)