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英国の地方自治情報メモ

英国

2009年6月4日に実施された英国統一地方選挙(労働党は、もはや一つのカウンティ・カウンシル*も支配しない)

2009年06月05日 

6月4日、欧州議会選挙と同時に実施されたカウンティ・カウンシルと新ユニタリーのミニ統一地方選挙において、労働党は、それまで支配下にあった4つのカウンティ・カウンシルすべてで敗北した。
27のカウンティ・カウンシルのうち、26のカウンシルが今回保守党の支配下となっている。保守党にとっては大勝利の日となり、前回よりも10多くの議会の支配獲得に至った。その内訳は、労働党からの4議会(ダービシャー、スタフォードシャー、ランカシャー、ノッティンガムシャー)、自由民主党からの2議会(デボン、サマセット)、「支配政党なし」からの1議会(ウォリックシャー)、そして3つの新ユニタリー(セントラル・ベッドフォードシャー、シュロップシャー、ウォルトシャー)である。自由民主党はブリストルで、「政党支配なし」から政党支配の座を獲得したが、保守党は2議会で政党支配を失った。カンブリア・カウンティ・カウンシルは、「政党支配なし」のままであり、新ユニタリーであるベッドフォードとコーンウォールは、ハング・カウンシル**(政党支配なし)となった。議席の総数について、保守党は1531議席を獲得し、今や第三党となった労働党は、178議席を獲得し、291議席を失った。自由民主党は484議席で、地方自治体の上層自治体(カウンティ)において第二野党である。小さな政党は、すべて議席数を増やし、無所属は6から97に、緑の党は8から18にまで議席が増大した。英国国民党もまた3議席を獲得し、ランカシャー、レスターシャー、ハートフォードシャーでそれぞれ1議席の獲得となった。
*カウンティ・カウンシルは日本の県にあたる
**ハング・カウンシル:過半数を占める政党のいない議会のこと
*参照 BBC、Guardianのウェブサイトから
http://news.bbc.co.uk/1/shared/bsp/hi/elections/local_council/09/html/region_99999.stm
http://www.guardian.co.uk/politics/local-election-results-map-2009

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