・ラジオスウェーデンによれば、2008年6月5日、傷病手当の支給条件を厳しくする法案が可決された。
・傷病手当は、傷病の結果としての収入の損失に対して支給されるものである。新たな法では、長期疾患者は手当受給額が減額されることとなる。また、職探しを行うよう強いられる可能性もある。
・一方、これにより、生活保護を受けることになる人が増えるのでないか、との非難もある。
※この背景として、昨年発表された政府の予算書によれば、近年のスウェーデンでは、同等規模の他国に比べ病気による休職者数が増えており、傷病手当等の受給者が激増している。政府は、病気休暇からの復職を促進するとともに、傷病に関する効果的な保障制度の確立をめざしている。
(参考)
・ラジオスウェーデン
(http://www.sr.se/cgi-bin/International/nyhetssidor/artikel.asp?nyheter=1&ProgramID=2054&artikel=2116074)
・スウェーデン政府(予算書)
(http://www.sweden.gov.se/content/1/c6/09/05/18/d44289fd.pdf)