2月9日月曜日に、「コミューンおよびランスティングの公開会議の安全性」調査報告がコミューン大臣、マッツ・オデルに提出された。
調査報告では、重要な脅迫の恐れがある場合には、コミューンおよびランスティングの議長は、警察との話し合いの後、公開会議でセキュリティ・コントロールを実施することができるようにすることが提案されている。
しかしながら、政治家に対する脅迫や暴力の問題に対処するには、さらに厳しい法律が必要である。この調査報告の提案に対し、SKLはこのように考えている。
「これは、地方の民主主義を保護する方法の一つですが、脅迫や暴力の問題に対処するには、極めて不十分です」とSKL議長アンダーシュ・クナーペは述べている。
SKLは、この問題に対応するには、より厳しい法律が必要であると考えている。
しかしながら、政府は未だにこの問題に関する何らの提案も提出していない。議員を特別扱いすることはできない、というのがその理由で、実際問題として今後も政治家の侵害行為に対しての護衛は行政職員のための護衛を下回りそうだ。
「万人共通の最善を尽くす責任を担う人々のために妥当な状況を生みだすことが重要です。それらの人々がその任務を果たした事によっていやがらせにあうリスクがあることを受容する事はできないことです」とアンダーシュ・クナーペは述べている。
* SKLとは、英語でSALAR(Swedish Association of Local Authorities and Regions:SALAR)のことを指す。
【出典】スウェーデンの地方自治体協議会(Swedish Association of Local Authorities and Regions:SALAR)のニューズレター(2009年2月10日発行分)
http://www.skl.se/artikel.asp?A=55811&C=2977(スウェーデン語)