調査・研究

スウェーデンの地方自治情報メモ

スウェーデン

イスラム教徒による暴力の「時限爆弾」への対処

2010年01月25日 

 Nyamko Sabuni統合・男女共同参画大臣は、ラジオ・スウェーデンに対して次のように述べた。
 スウェーデンは、暴力を肯定する若いイスラム教徒が過激派組織に背を向けるよう支援する必要がある。通常の生活へ戻ることを社会が支援するか、もしくは時限爆弾を社会に抱えるかどちらかだ。また、イスラム教過激派組織からの脱退支援を必要としている人のニーズを調査するよう、スウェーデン国立青少年対策委員会へ指示した。
 スウェーデンは以前、ネオナチ組織からの脱退を試みる人を支援した経験があるが、暴力的なイスラム過激主義に魅力を感じている若者に対し、同様のプログラムを構築する必要がある。社会から疎外感を感じている若者を主に勧誘する多数の組織を特定済みであり、また、多くの者がこれらの組織を脱退したいと考えているが、社会からの支援がないことも分かっている。
 Sabuni大臣は、スウェーデン地方自治体協議会に対し過激派への予防策に取り組むよう依頼し、また「あらゆる種類の予防策は地方レベルに置いて最も有効に機能するため、地方自治体は非常に重要である」と述べている。

【出典】The Localのウェブサイト
http://www.thelocal.se/24456/20100119/

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