オーストリア国内での失業率が急上昇している。これまで5%前後で推移していた失業率は、2009年の1月末の時点で8.3%まで上昇した。
これは先月比の12.2%増となり、国内では301,529人が失業者として登録されている。この傾向は特に若い世代で顕著であり、若年労働層の22.9%が失業状態にある。
これまでプラス成長を続けてきた国内経済も、8年ぶりとなるマイナス成長が見込まれている。国内需要の減少と、輸出相手国内の需要の減少を理由として急激に輸出額が落ち込んだ結果として、オーストリア国内の経済調査機関「WIFO(オーストリア経済調査研究所)」の調査では、2009年のGDPは0.5%のマイナス成長となる見込み(2008年12月時点での発表)、また1月19日に発表された欧州委員会の調査結果によると、前年度比でマイナス1.2%となる見込みということである。
【出典】
オーストリア連邦政府ウェブサイト
http://www.bka.gv.at/site/6632/default.aspx#id33669
在オーストリア日本国大使館
http://www.at.emb-japan.go.jp/jp/index.html
【参考】
CIA The World Factbook https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/
Budapest Business Journal
http://bbjonline.hu/
WIFO(オーストリア経済調査研究所)
http://www.wifo.ac.at/