インターナショナル・マーサー・コンサルティング・グループの生活の質調査によると、ウィーンが総合点で初めて首位に輝いた。
この調査は世界215都市を対象にしており、ニューヨークを100点とした相対的点数評価が行われる。治安、医療、教育、交通に合わせて、政治、社会、経済、環境等の国際的業務を課されるビジネスマンにとって重要な39分野の要素について点数評価が行われる。ウィーンは常に上位に位置し、昨年はチューリッヒに次ぐ2位を獲得していたが、今年は108.6点を獲得し首位となった。
マーサーのSlagin Parakatil上席調査員は今年の調査について以下のようなコメントをしている。
「昨今の金融危機の結果、多国籍企業はコスト削減の観点から自社の国際戦略を見直している。今後も生活の質に基づいた職員への海外手当は重要な要素であろうが、多くの企業は、可能な限り長期的な海外業務の数を減らしたり、海外で行っていた給与支払い業務を国内業務に戻したりしている。」
【出典】
http://www.mercer.com/qualityofliving
http://www.wien.gv.at/english/news/mercer-study.html