2011 年 7 月から、フルタイムのボランティア活動を可能にする連邦ボランティア制度(Bundesfreiwilligendienst)が発足した。この新しい制度の設立は、戦後のドイツで軍隊政策及び社会政策に関して行われた最も重要な改革の一つに起因している。この改革とは、徴兵制度及び良心的兵役拒否者が従事する兵役代替役務の制度の停止(同じく2011 年 7 月)である。1956 年に徴兵制度が導入されたのに続き、1961 年に兵役代替役務の制度が導入され、病院、老人ホーム、障害者施設などで勤務する若い男性は、ドイツの福祉制度を担う重要な一部となっていた。制度が停止される前には、年間約 9 万人ぐらいの男性が兵役代替役務に従事していた。福祉施設以外にも、救急や民間人保護サービスなどにも及んだ。
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連邦ボランティア制度の導入から 1 年(ドイツ)