長期失業者支援の「ワーク・プログラム」 ~ 「成果主義で明確なインセンティブ与える」と政府
2010 年に誕生した保守党と自由民主党の連立政権は、2011 年 6 月、失業対策と福祉制度改革を目指す目玉政策として「ワーク・プログラム(Work Programme)」を立ち上げた。これは、「ニューディール(New Deal)」や「未来の雇用創出ファンド(Future Jobs Fund)」などの前労働党政権(1997~2010年)による雇用支援策に代わるプログラムであり、実施地域はイングランド、ウェールズ、スコットランドである。18~24 歳の失業者で求職者手当受給期間が 9 ヶ月を超えた者、25 歳以上の失業者で同期間が 12 ヶ月を超えた者は自動的に「ワーク・プログラム」の対象者となる。
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成果主義を取り入れた政府の雇用対策 ~ 若者の 1 割以上に上る「ニート」の就労支援も(英国)