人口変動に対応する
ドイツは、日本と同様に人口の減尐に直面している。多くの地方部、つまり都会以外の地域は、人口変動の影響を実感している。都市でも人口変動の現状があるが、住民生活への影響が特に早く現れるのは、農村である。人口の減尐傾向は、1970 年に始まっている。1970 年に、出生率が人口を維持するために必要な数字である 2.1 を下回って以来、約 1.4 前後にとどまっている。人口全体が減尐し、高齢化が進行している一方、移民の背景を持つ人々」1の割合が増加している。1960 年代以降、ドイツへの移住者数の増加が減尐を補填したため、実際に全体の人口が減尐に転じたのは 2000 年以降である。
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人口変動に対応せよ!(ドイツ)