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ドイツ

エネルギー協同組合は、再生可能なエネルギーへの転換に大きく貢献している

2012年08月28日 

イエンス・テッスマン     

ポツダム大学地方自治研究所  

イルメリン・キルヒナー訳・編集

ドイツのエネルギー転換とエネルギー協同組合

ドイツのエネルギー市場では、再生可能なエネルギーへの政策転換と共に、エネルギー生産やエネルギー供給の組織体制の変化も同時に始まっている。エネルギー市場は、長い間地域を越えてエネルギーを提供する大規模な企業が中心的な役割を果たしてきたが、再生可能なエネルギー資源を地域ごとに利用するためには、分散された構造が必要である。人口が集中している地域から遠く、産業構造の弱い農村部が地域に密着したエネルギー生産や経済循環を確立することができれば、新たな戦略変更からの受益が可能となる。都市部の建物が密集している状況と比較すれば、人口密度が低い農村部では、再生可能なエネルギー施設やバイオマス生産のために利用可能な土地がある。また、再生エネルギー施設に対して住民の受け入れ姿勢も比較的容易である。したがって、このような農村地域は再生エネルギーへの投資のための適切な環境である。安価に再生資源エネルギー(電気及び湯)の提供が得られることに加えて、地元の職人、小規模自営業者や農業経営者は、再生エネルギー関連分野からも収入を得られる。

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エネルギー協同組合は、再生可能なエネルギーへの転換に大きく貢献している(ドイツ)

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