調査・研究

地方自治体等訪問

ケタリングを訪問しました

2017年06月10日 

2017年6月8日,当事務所が実施している新任職員を対象とした実地研修の一環として、ケタリング(Kettering)を訪問し,英国議会の下院総選挙の現地視察を行いました。

◆開票の流れ
・投票締め切りの22時を過ぎると、各投票所から黒いプラスチック容器に入れられた投票用紙が運ばれてくる。投票所ごとに番号が振られており、指定の場所に置かれる。
・投票用紙の枚数を数えて(概ね25枚ずつ)輪ゴムで束ね、付箋に枚数と数えた人のサインを記入して一番上に貼る。その後、別の人に渡してダブルチェック。
・枚数のカウントが終わった投票用紙を別の机で政党ごとに仕分けをする。大きな用紙の上に4つの政党名が書かれており、それぞれの場所へ該当の投票用紙を置いていく。ある程度たまったら、別の人が政党ごとに色の違う箱に回収していく。
・政党ごとに分けられた票をカウントする。はじめの票のカウントと同様に付箋に枚数とサインを記入し、ダブルチェック。
・Control Tableでアカウンタントが票数を確認して中央政府に報告。
・開票が終わると、会場内にあるステージで結果の発表が行われ、当選者の勝利宣言が行われる。

◆その他
・郵送による投票用紙は22時に投票が締め切られるとすぐに開票・集計開始。開票の流れは上記と同じ。郵送による投票をする人には高齢者が多い。
・会場内各所に開票状況を知らせるパネルが設置されていた。
・各政党の候補者と支援者が開票の様子を近くから見ていた。また、会場内にあるバーでBBCの選挙特番を見たりして過ごしていた。候補者と支援者の胸には政党の色のリボンが付けられていた。
・開票作業のほとんどが手作業で行われていた。多くはアルバイトとのこと。事前にブリーフィングを行っているとのことであった。

投開票の会場となったConference Centre。中央には当選者が勝利宣言をするステージが設置されていた。

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