2011年3月2日、アバディーン市庁舎においてアバディーン市長、田良原在エディンバラ総領事、アバディーン市議会議員、アバディーン市関係者ら約30名が参加し、在エディンバラ総領事館開設20周年記念事業の一環として、長崎市・アバディーン市民友好都市調印記念講演会が開催されました。
特別講演では、チャールズ・ブルース氏が、祖先である8代エルギン伯爵・ジェームス・ブルース氏に関する「1858年から1905年における日本の西洋化(The early Westernisation of Japan between 1858 and 1905)」と題した講演を行いました。ジェームス・ブルース伯爵は、ジャマイカ総督やカナダ総督を歴任した外交官で、1857年に高等弁務官として中国に赴任し、第2次アヘン戦争の終結、天津条約の締結を果たした人物です。中国に滞在している間に日本に出向き、1858年の日英修好通商条約の調印を締結にも大きな役割を果たしました。トーマス・グラバー以前に、日英関係の礎を築いた人物であり、グラバー同じスコットランド出身であることがとても興味深いと思われました。