ハーグ市とロッテルダム市は、オランダ政府の支援を得て、ランドスタッド地域に新たな大都市圏を形成することとなった。
2009年に両市は「ロッテルダム=デン・ハーグ大都市圏」という、一つの自治組織によって統治される大都市を形成することに合意している。この都市圏はハーグ市とロッテルダム市を含む24の自治体が集まって形成され、国際的な基盤を持つ大都市圏なる。
この協力関係は、経済的競争力を強化するとともに、住民および地域企業のビジネス環境を強化するものである。2都市が互いに競争し合うよりも、お互いの特長を有効に活用することのほうが、より生産的であるからである。
「ロッテルダム=デン・ハーグ大都市圏」は、半径25kmのうちに220万人以上が住む地域で、国際総生産の約20%はこの地域で生産される。この地域には、ロッテルダム港 国際平和司法都市ハーグ、南ホラントグリーンポート、ライデン大学・デルフト大学・ロッテルダム大学による「ナレッジ・デルタ」などの重要な経済クラスタが含まれている。
両市は、2012年1月に、アクセシビリティ、経済、グリーンポート(オランダの園芸クラスタ)、教育と技術革新、公共スペースの開発、デルフランド公園、メトロポリタンパスと施設整備などを含む7つの政策分野の計画を策定する予定である。
【出展】ハーグ市Website
http://www.denhaag.nl/en/residents/news-and-events/to/Cabinet-supports-idea-of-metropolitan-region.htm
資料(オランダ語)
http://www.denhaag.nl/home/bewoners/to/Nieuwe-brochure-Metropoolregio.htm