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EU、結束政策の運輸・環境への影響を評価

2010年05月01日 

 欧州委員会は、結束政策の運輸・環境セクターへの影響について一連の事後評価を行い、4月にその結果を発表した。
 2000年から2006年にかけて総額340億ユーロが運輸セクターに投じられ、総延長2,000キロの高速道路や4,000キロの鉄道が敷設された。これはそれぞれ、EU内で開発された全高速道路の24%、全高速鉄道の13%に相当する。しかし欧州委は欧州地域開発基金(ERDF)が重視すべき分野として、公共交通機関、インターモーダル(共同一貫輸送)、国境間の連結を提案。都市交通への投資額を増やせば、渋滞緩和や炭素その他の排出削減につながるとしている。
 2000〜2006年にはまた、413億ユーロが環境関連の介入措置に投じられた。主な分野は、環境インフラと復興である。2,000万人超の市民が廃水プロジェクトの恩恵を受け、さらに1,400 万人に水道がつながった。

【出典】
“New evaluation studies show impact of EU cohesion policy investment in transport and environment”, EU Commission press release, 8 April 2010
http://ec.europa.eu/regional_policy/sources/docgener/evaluation/rado2_en.htm

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