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英国セントヘレンズで、欧州初のLED街灯を試験導入

2010年11月19日 

 イングランド北西部の町セントヘレンズで、欧州で初めてLED(発光ダイオード)街灯が試験導入される。LED灯は従来の白熱灯と比べ、同じ明るさでも消費電力が約7割も少なく、同自治体の二酸化炭素(CO2)排出量と、年間150万ポンドに上る電力料金を減らすものと期待されている。
 この試みは、2009年に始動したBLISS(Better Lighting in Sustainable Streets)プロジェクトに基づき、ベルギー、ドイツ、オランダの諸都市との提携で行われる。BLISSは街灯、道路照明灯、公共スペースの照明に使われるエネルギーの量をいかに削減できるかを模索するのが目的で、5年間の予算は総額720万ユーロ。うち一部をEUが拠出する。
 プロジェクトの成果は2014年に発表される予定。事故や犯罪、社会的妥当性といった面での考慮をおろそかにせずに、エネルギー費用を抑え、最もコスト効率の高い方法を自治体が選べるよう、設計指針を作成することも検討されている。

【出典】ユーロジャパンセンター

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