英国のコミュニティ・地方自治相は昨年、監査委員会に地方自治体のごみ収集に関するガイダンスを廃止するよう命じた。
自治体にはそれまで、ごみ収集の頻度を減らす権限が与えられていた。ところが、プレス・アソシエーションの最新調査によると、半数以上の自治体が2週間に1回しか収集しておらず、そのいずれも頻度増加を検討していないことが判明。主な理由は、隔週の収集によりリサイクルや節約が促されるというものだ。例えばカークリーズ(Kirklees)の自治体は、ある週は一般ごみと台所ごみ、次の週はリサイクルごみというように交代制を採用している。広報担当者は現行制度は効果的で、リサイクル率の向上と埋め立てごみの削減につながっていると主張している。
自治体はまた、一層のコスト削減に向けごみを減らす方針。例えば、ウエストミッドランズの32自治体は4カ月にわたり、「Love Food, Hate Waste」 と呼ばれるキャンペーンを共同で展開。購入した食品をもっと大切にし、埋め立てごみを減らし、節約に努めるよう市民に呼び掛けている。
出典:
-“Get ready for some extra pounds in your pocket this spring!”, Worcestershire County Council, 26 March 2011
http://www.worcestershire.gov.uk/cms/communications/features/lfhw.aspx