ロンドンのボリス・ジョンソン市長と欧州委員会のパベウ・サメツキ地域政策担当委員はこのほど、ロンドンのグリーンプロジェクトに1億ポンドを支援すると発表した。
資金は「都市部の持続可能な投資のための欧州共同支援(JESSICA)」イニシアチブを通じ、欧州連合(EU)の「欧州地域開発基金(ERDF)」、ロンドン開発公社(LDA)、ロンドン廃棄物リサイクル委員会が共同で拠出。持続可能でカーボンニュートラルな経済成長や気候変動対策を目的とするプロジェクトに充てられ、2025年までに二酸化炭素(CO2)排出量を60%削減する同市の目標達成に寄与すると期待されている。最初の投資先は、テムズ河口域の住宅、企業、医療施設、公共建築物を連結する温水供給システム「テムズゲートウェイ・ヒート・ネットワーク」のほか、市内の廃棄物のリサイクル率(再生利用率)を向上させるプロジェクトとなる見込み。
JESSICA資金は欧州投資銀行(EIB)によって運営される予定。
【出典】
ロンドン市プレスリリース
http://www.london.gov.uk/view_press_release.jsp?releaseid=24038
欧州委員会ホームページ (JESSICA)
http://ec.europa.eu/regional_policy/funds/2007/jjj/jessica_en.htm