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EU地域委員会、内務めぐり地方自治体への適切な資金援助求める

2011年04月20日 

 EU地域委員会(Committee of the Regions: CoR)はブリュッセルで開催された「内務をめぐるEU資金援助の未来:新たな視点(The Future of EU Funding for Home Affairs: A fresh look)」と呼ばれる会議で、移民の統合、亡命者、難民、国際保護下にある人々の受け入れに関する行動において、欧州の地方・地域自治体が果たす役割の重要性を説いた。
 またCoRは参加者に対し、地方・地域自治体がこれら任務を遂行するには、適切な資金援助が必要であることを改めて強調した。
 欧州委員会のマルムストロム内務担当委員はCoRの見解を支持しているとみられ、「今や加盟国レベルでの受け入れ強化から離れ、第三国国民の統合を地方レベルで促進する目的で特別に設計された戦略に、もっと的を絞って支援する方向に転換するときだ。これら戦略は主に地方・地域の自治体や非国家主体によって実行され、様々な方策から個々の状況に最適なものを選ぶことになるだろう」と指摘した。しかし欧州委員会は、これ以外の行動は採択していない。

出典:
– “CoR President Mercedes Bresso pledges for increased role of municipalities and regions in EU Home Affairs”, Committee of the Regions, 8 April 2011
http://www.cor.europa.eu/pages/PressTemplate.aspx?view=detail&id=f2128041-2a37-412d-bfad-bcaa92dad7e6

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