2010年8月、ノッティンガム大学のイノベーションパークで新たに航空宇宙技術センターの建設が開始された。この種の研究・開発(R&D)センターが設置されるのはノッティンガムでは初めてで、100人の雇用創出が見込まれる。
同プロジェクトが実現したのは、「欧州地域開発基金(ERDF)」を通じた360万ポンドの助成金の貢献が大きい。イーストミッドランズ地方の輸送機器産業では既に、航空宇宙が雇用全体の約6割を占めているが、航空宇宙技術センターが完成すれば、この比率はさらに上昇するとみられる。
英国の他の地域を見ると、プリマス、トーベイ、ブリストルの3都市では、小規模企業や新規事業が最大5,000ポンドの小額融資を受けられることになりそうだ。イングランド南西部を対象とする総額200万ポンドの基金創設を受けたもの。
このマイクロクレジット基金は、同地域で起業文化を育てるための多角的アプローチの一環として導入されたビジネス支援策の1つで、ERDFが資金の一部を拠出する。同基金はまた、イングランド南西部向けERDF競争力・雇用実施計画の柱の1つである、より広範な都市産業プログラムにも深く関わっている。