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EU、経済危機で構造基金の活用柔軟化

2009年03月12日 

 欧州委員会のダヌータ・ヒューブナー地域政策担当委員は2月24日、欧州連合(EU)加盟国による構造基金の活用に、より柔軟性を持たせると発表した。
 第1に、2000〜06年中期予算の割り当て分について、使用期限を半年延長する。対象となるのは「欧州地域開発基金(ERDF)」「欧州社会基金(ESF)」「欧州農業指導保証基金(EAGGF)」「漁業指導のための金融手段(FIFG)」の4種類。第2に、加盟国や地域が優先順位に応じて資金をより柔軟に活用できるようにする方策も導入する。従来は各結束政策プログラムの戦略的支出分野を定義する「優先軸」間で資金を移動させる場合、関係当局に2%の柔軟性の幅を認めていたが、これを10%に引き上げる。これらの措置は全て、経済危機の影響を受けた地域を支援するのが目的。ヒューブナー委員は「加盟国は残された資金を最も影響の大きい分野に割り当てられるようになる」と述べた。

【出典】
欧州委員会プレスリリース“Commission increases flexibility of structural funds in response to financial crisis”, 24 February 2009
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/310&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

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