2011年5月19日、EUのまちづくり(Spatial Planning)・地域開発(Territorial Development)担当相の非公式会合で、新たな2020年の「領域的アジェンダ:多様な地域の包含的で知的で持続可能な欧州を目指して(Territorial Agenda of the EU 2020: Towards an Inclusive, Smart and Sustainable Europe of Diverse Regions)」が合意された。
この文書は、議長国ハンガリーが他の加盟国やEU諸機関、EU地域委員会(CoR: Committee of the Regions)の協力を得て策定したもの。新アジェンダは、EU法は各地域の事情にもっと注意を払うべきであると主張。各地域の特性に合わせてEU法を適用させれば、法律が受け入れられやすくなり、施行もスムーズになる可能性が高まると期待されている。こうした理由から、領域的アジェンダはEU法案の影響をより徹底的に評価することを求めている。
EU地域委員会(CoR)の委員長は新アジェンダを歓迎する一方、迅速な実行を呼び掛けた。
出典:
– “Territorial agenda 2020: Towards an Inclusive, Smart and Sustainable Europe of Diverse Regions”, Hungarian Council Presidency, 20 May 2011
http://www.eu2011.hu/files/bveu/documents/TA2020.pdf
– “Territorial Agenda: Presidency’s Proposal Accepted”, Hungary EU Presidency website, 20 May 2011
http://www.eu2011.hu/news/territorial-agenda-presidency%E2%80%99s-proposal-accepted