EU欧州地域開発基金(ERDF)、オランダの農業・自然・食品安全省と経済省、ロッテルダム、デルフト、ハーグの各地方自治体が、デルフトの新たな「バイオプロセス・パイロット施設」に総額1億ユーロ余りを共同投資する計画が、このほど発表された。
この施設は研究機関、産業界、大学によるコンソーシアムBe-Basicが運営し、新規バイオプロセスの工業的スケールアップを目指してバイオマスエネルギー生産の実証試験を行う。規模においても、また全ての参加希望者に開放される点でも、世界で類を見ないものとなりそうだ。さらに、研究者、学生、技術者が訓練を受けられるセンター・オブ・エクセレンスとしても機能する予定。
同施設を通じ、オランダはバイオガス経済の開発で先駆者になると期待されている。
【出典】 “BE-Basic Bioprocess Pilot Facility makes sustainable economy possible”, Be-Basic, 28 May 2010
http://www.be-basic.org/PilotFacility.html