欧州委員会は2008年12月3日、加盟国がEU構造基金を通じて低所得家庭のエネルギー効率を向上させ、再生可能エネルギーを活用できるようにする提案を採択した。
閣僚理事会は当初、この案に反対していたが、今年1月末になって妥協案で合意。その一環として対象を低所得家庭に限定せず、投資額の上限を各国に割り当てられた「欧州地域開発基金(ERDF、構造基金の一種)」の4%に設定するといった修正がなされた。
提案は欧州議会を通過する必要があり、議長国のチェコは「合意は最優先課題の1つ」と位置付けている。