EUの地域委員会(CoR)は2月13日、欧州委員会に対し、領域的結束(Territorial Cohesion)をEUの目的とする内容の白書を策定するよう要請した。
言い換えれば、領域的結束を、コミュニティー向け資金と規制に関連する全ての政策において、横断的な目標にすべきというものだ。CoRはこれにより、地域間の公平で相互的な支援の原則を優先する機運を維持できると主張する。今回の要請は、領域的結束に関するグリーンペーパーの発行(2008年10月)を受けたもの。2月28日には領域的結束に対する意見公募手続きが完了しており、欧州委は3月5〜6日にプラハで開催されるCoRの会合(域内の地域や市町村が参加)で最初の評価を提出する方向だ。次のステップは、議長国のチェコが招集する4月23〜24日の非公式EU地域開発理事会となる見込み。最初の提案は2010年末までに発表される経済的・社会的結束の第5報告書に盛り込まれる予定になっている。
【出典】
CoRプレスリリース“The Committee of the Regions is the first to comment on the Green Paper on Territorial Cohesion”, 13.02.2009
http://www.cor.europa.eu/pages/PressTemplate.aspx?view=detail&id=48c5ac15-cf5a-423c-bf70-c3fe710fe339