英領北アイルランドとアイルランドの境界地帯の田舎道で、交通事故による死者・けが人を減らすためのプロジェクトが、11月初めに始まった。このプロジェクトは、英国とアイルランドの様々な団体が参加し、両国にとり最も大きな課題の1つである道路交通安全問題に対処するもの。
具体的には、現場での救出作業、車両安定化、負傷者の取り扱いの基準向上に向けた双方の消防隊員の訓練・装備に投資するほか、若者やその家族を教育し、情報を共有していく。一連の取り組みを通じて、若者が自らの運転習慣や態度に意識を向けることを狙う。
資金は、英国・アイルランドのスペシャルEUプログラム・ボディー(SEUPB)が運営する「INTERREG (国境を越えた地域間協力の促進を目的とする戦略的プログラム)IVA」を通じ、EUの「欧州地域開発基金(ERDF)」から拠出される。
【出典】
-“New Cross Border Road Safety Initiative Launched on the 8th of September”, UK Government News, 9 November 2010
-“Minister Michael McGimpsey welcomed the new cross border road safety initiative being launched today in Dublin”, Northern Ireland Executive, 8 November 2010
http://www.northernireland.gov.uk/news/news-dhssps/news-dhssps-08112010-driving-change-new.htm