「欧州2008年度地域チャンピオン賞」の受賞者が2008年11月19日、ブリュッセルで発表された。
同賞は、EU域内の文化、雇用、環境など10分野における地域革新の好事例に贈られるもの。欧州議会誌『リジョナル・レビュー』はEU地域委員会と共同で授賞式を開催、250件に上る応募の中から10件14地域を他地域の参考になる得るプロジェクトと認めた。受賞したプロジェクトは以下の通り。
• コミュニケーション:「EU村」(スウェーデンのスメージェバッケン)
• 文化:地元名産と地方観光の商品化ネットワーク(ギリシャ、イタリア、スペインの地域ネットワーク)
• 雇用:農業労働者向け告知—居住、社会、運輸サービス(イタリアのプッリャ州)
• エネルギー:コージェネレーション(熱電併給)による環境効率性の高い都市エネルギー(フィンランドのヘルシンキ)
• 環境:バウスカ〜ビルジャイ間における、国境を越えた自然・水資源統合管理の協力体制「INAWARE」(ラトビアとリトアニア)
• イノベーション:「ジノーブ(J’innove)」(フランスのノール・パドカレー地域圏)
• 海事:「LIFEプロジェクト」(フランスとドイツ、オランダ)
• 社会政策:テイスト・オブ・ヨーロッパ(エストニアのパルヌ)
• 運輸:Sバーン(オーストリアのシュタイアーマルク州)
• 異文化間対話:「Knowing each other better through diversity(多様化を通じ、お互いをより理解できる)」(マルタのイスラ地方議会)
【出典】地域委員会プレスリリース