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CLAIRメールマガジン vol.188(2017年8月25日)=消防クラブ活動でつながる青少年の国際交流

2017年08月25日 

【記事】消防クラブ活動でつながる青少年の国際交流
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7月13日、オーストリア共和国のフィラッハ市でヨーロッパ青少年消防オリンピ
ックが開催され、日本の少年消防クラブのメンバーが出場しました。
この大会は、ヨーロッパ各国を中心とする国際消防救助組織である国際消防救
助協会(CTIF)が2年に一度開催する国際大会で、21回目となる今大会には世界
27カ国から59チーム、約600人の青少年が集まり、消防操法競技などを通じて国
際交流を深めました。

日本からは、少年消防クラブのさらなる活動の推進、国内外における少年消防
クラブの交流拡大を目的に、歌津中学校少年防災クラブ(宮城県南三陸町)、
成城消防少年団(東京都世田谷区)、府中町少年少女消防クラブ(広島県府中町)
、くすばし少年消防クラブ(福岡県北九州市)の中学生1年から高校1年までの
20名が参加しました。

大会のメインイベントとなるスポーツ消防競技では、18名のメンバーが9名ずつ
に分かれ、2つの日本代表チームを編成し、また、残り2名は、国際チームのメ
ンバーとして競技に参加しました。それぞれのチームが障害物競走と400メート
ルリレーに出場し、消防資器材や競技ルールの違いという大きなハンディーと
ヨーロッパ以外から唯一の参加という緊張がある中、自分たちのベストタイム
を更新する健闘を見せました。

選手たちからは「自分たちと同じ活動をしている選手と交流ができ、これから
も励みになる。」「とても緊張したが、海外でこうした経験ができたことは自
信になった。」などの感想が聞かれ、長い練習の成果を発揮できたことに喜び
を分かち合っていました。

大会期間中は、フィラッハ市内で様々な交流イベントが開催されていて、お国
自慢大会では、よさこいソーランで会場を盛り上げ、参加25カ国中3位を獲得す
るなど好評を博しました。また、参加国の歴史文化を紹介する展示会場では、
選手たちが折り鶴の実演を行ったり、うちわを配ったりと様々な国の青少年と
の親睦を深めていました。

(ロンドン事務所所長補佐 浅野)

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