前副事務総長のジョン・ランズフォード氏は、予定していた退職を取り消し、大変な時期にあるとされているLGAを管理することになる。これにより、ようやく過去数週間の混乱が終了し、LGAが前進できることとなる。
カテゴリー別アーカイブ: 英国
カウンシルタックスの税率上昇率は、5%以下でキャッピング
2009年01月23日カウンシルタックスの上昇率は、国の景気後退を考慮して、昨年の5%を上限とし、それ以下でキャッピングされるだろうと、政府は示唆した。
地方自治体協議会は今週、カウンシルタックスの税額は、次の会計年度で平均して3.5%上昇すると見込んでいる。ジョン・ヒーリー地方自治担当閣外大臣は、地方自治体にカウンシルタックス引き上げ率を抑制するよう警告した。FT社の取材に対し、ヒーリー氏は「私は、自治体に、政府が課す税率の制限を押し付けられるよりも、むしろ職員に対するより適切な報酬額を設定してもらいたい。」と述べた。
※参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=283252)より
21.1.09(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=1513683)
「ゴミの排出量に応じて支払う(pay as you throw)」課金の仕組みが廃案に
2009年01月23日各家庭に対しごみの排出量に応じて課金する制度の計画は、その試験的運用が今年春に予定されていたものの、地方自治体による参加協力を全く得ることができず、1月21日、政府はその計画を廃案とした。
地方自治体協議会のリチャード・ケンプ副議長は、政府が当該試験的運用の詳しい内容を公表していなかったことを非難した。
※参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=283252)より
22.1.09 (http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=1517632)
自治体で2,500人を超える人員削減
2009年01月23日英国内で支出削減を目的として職員の削減を計画する自治体が増えており、現時点で公表されている削減人数は合計で2,500人にも上っている。
この中にはバーミンガム市のように、将来10年間に渡って700人を削減する職員再編計画なども含んでいるが、そのことを考慮に加えても相当な規模の人員削減となることは間違いない。これらの人員削減の流れは、まだ続いていくと見られており、自治体職員の組合との間に軋轢を生んでいる
※参照 22.1.2009 LGC(Local Government Chronicle)
埋立地へのごみ廃棄を減らす目標を達成できないおそれ
2009年01月16日国家監査院(National Audit Office、NAO)によると、政府は、埋立地へのごみの廃棄を減らすための処理施設を十分に整備できていない。
PFIを通じた資金集めが低調であるため、イングランドはEUが定めた2013年までにごみの埋立てを減少させる目標値を達成できないおそれがある。地方自治体協議会環境部会のポール・ベティソン議長は、「地方自治体はごみ処理に関するプロジェクトの実施に最大限努めている。しかし現実は、政府は埋立て税(landfill tax)を通じて集めた資金を地方自治体に還元するとの約束を破り、今後3年間で15億ポンドを納税者に支払わせようとしている。」と述べている。
※参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=283252)より
14.1.09(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=1415343)
ヒースロー空港の拡張を承認
2009年01月16日政府筋によると、ヒースロー空港の第3滑走路を建設する計画が1月15日に承認される見込みである。
政府は、環境団体や主要政党の国会議員らの懸念をよそに、拡張計画を公表する予定である。この計画には、ロンドン、バーミンガム、ヒースロー空港を結ぶ新しい高速鉄道の建設計画も含まれる見込みである。
※参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=283252)より
15.1.09 (http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=1485728)
白書「新たな機会(‘New Opportunities’)」が発表に
2009年01月16日政府は、若者の可能性を高めることを目的とした白書「新たな機会(‘New Opportunities’)」を発表した。
これには、自治体による貧困地区を支援するためのプログラムや、若者を対象としたボランティア活動のプログラムも含まれている。地方自治体の教育担当当局は、若者の学業成績を向上させること同時に、人生における可能性を高めることにおいても大きな役割を果たすことになる。
http://www.communities.gov.uk/news/corporate/698282
新たなMAAの締結 -結果を求めるブリアーズ地方自治相
2009年01月16日12月12日の月曜日、新たに3つの地域連携協定(Multi-Area Agreements、MAA)がゴードン・ブラウン首相との間で締結された。
その3つの地域とは、リバプール都市圏、レスター市及びレスターシャー、並びにペニー・ランカシャーである。
ヘーゼル・ブリアーズ コミュニティ・地方自治相は、MAAに参加する自治体に対し、たとえ不況であっても設定された目標の達成に向け最大限努力するよう要請した。同相は、住民の支援となるよう、これらのMAAが速やかに進展することを期待していると述べている。
※参照 15.1.2009 The MJ
LGAの困難は続く-政府に戦略を否定され一層困難な状況に
2009年01月16日LGAは大きな危機に直面している。政治的なリーダーシップと事務的リーダーシップの不一致に起因する事務総長不在ということだけではない。
LGAは、現在地方自治体グループに属する全てのグループを一つの組織にしようとしているが、中央政府は、それに必要な法改正に消極的であるため、LGAの意欲的な再建計画を認めていない。幼児虐待問題でのLGAの対応に不満を持っている自治体もあり、このままではいくつかの自治体が協議会を脱退する恐れもある。次期事務総長が誰になるかについては憶測が飛び交っている。
※参照 15.1.2009 LGC(Local Government Chronicle)
ブラウン首相が雇用対策を発表
2009年01月09日ゴードン・ブラウン首相は、景気後退の影響に歯止めをかけるため、公共部門で10万人の雇用を生み出すとの意向を明らかにした。
首相は1月4日、雇用を生み出すために学校や病院の補修、環境対策事業、ITの整備など100億ポンド規模の公共事業を前倒しで実施すると表明した。
※参照 地方自治体協議会(Local Government Association)の「News headlines」(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=283252)より
5.1.09(http://www.lga.gov.uk/lga/core/page.do?pageId=1382787)