ジョン・ゴームリーJohn Gormley環境・遺産及び地方自治大臣は、11月19日、廃棄物管理政策Waste Management Policyの大幅な見直しに関するレポートを発表した。
大臣の命により作成されたこのレポートは廃棄物管理政策全般にわたり、残留廃棄物の管理を最小限とし抑制する観点から検証したものである。
このレポートはエウノミア研究コンサルタントEunomia Research and Consultingのドミニク・ホッグ氏Dominic Hoggが指揮する国際コンサルタントのメンバーとアイルランドのグループにより作成された。
公表にあたり、大臣は「私は廃棄物管理政策の見直しを徹底的に行うことを決め、そのとおりのものとなった。エウノミアレポートEunomia Reportは変革への青写真を示している。廃棄物の収集・処理方法を変革することは、我々政府だけでなく経済にとっても有益である。新たな廃棄物処理産業において雇用が創出される。経済全体の競争力を高め、革新を起こし、やがて雇用の創出をもたらすだろう。」と述べた。
大臣はまたEU目標を達成するため、埋め立てゴミへの課税を増やすことを発表した。課税額は、2010年までに1トンあたり30ユーロにまで増え、2011年までに50ユーロ、2012年までに75ユーロまで増える予定。
「政府は今年これまでに、焼却税の導入も決定した。実際の税率は発表したばかりの埋立税と関連付ける必要があるが、焼却税は1トンあたり20~30ユーロを想定している。」と大臣は話している。
ゴームリー大臣は、新年の公表を視野に、まもなく政府の新施政方針演説を行う見込み。大臣は最後に、「エウノミアレポートは、アイルランドのゴミ処理をどのように転換するか、その出発点を打ち出したものである。我々は、有効で強固な方針を策定するために重要な基礎となる熟考された調査研究を得て、持続可能な包括的廃棄物管理を達成するための立法、制度、組織的な変革の青写真がある。」と締めくくった。
【出典】
アイルランド地方自治省(環境・遺産及び地方自治省)ウェブサイト
http://www.environ.ie/en/Environment/Waste/News/MainBody,21600,en.htm