カテゴリー別アーカイブ: 交通

アムステルダム中央駅、リニューアルでさらに便利に

2014年08月21日 

アムステルダム中央駅は、1889年に開業し、オランダの首都アムステルダム市にあるオランダ鉄道の駅であり、市の北側のアムステルダム川旧河口部分のアイ湾を埋め立てた人工島の上にある。一日約30万人が利用しているといわれている同駅では現在、改装作業が実施されている。

アムステルダム市、オランダ鉄道によると、改装によって駅構内の案内が分かりやすくなるほか、他交通機関とのアクセスの向上によって一層の利用者の増加を見込んでいる。歩行者用トンネルも建設される見込み。

当局では、改装によって、ビジネスマン、市民、旅行者など全ての人にとってアクセスがしやすい駅となり、アムステルダム一帯の魅力向上につながることを期待している。

駅改装にかかるイメージについては、動画でも紹介されている。

参考:2006年4月にアムステルダム中央駅と東京駅とは姉妹駅提携を締結している

 アムステルダム市ホームページ:http://www.amsterdam.nl/


アムステルダム市の新電気自動車導入助成

2012年01月15日 

アムステルダム市は、乗用車、タクシーやトラックなどの電気自動車の導入を計画している市内企業に対する新たな助成施策を開始した。電気自動車の利用拡大を推奨することで、グリーン交通のハブとなることを期待してのもの。
既に開始されている2012年の新助成施策によると、企業は、電気自動車の購入に際し、乗用車1台につき5000ユーロ、タクシーにつき1万ユーロ、トラック1台につき4万ユーロの助成金を申請することができる。施策の目的は、電気自動車の導入を支援することで、市内の大気汚染を減らすと同時に、従来型車両の通行量を減らすことで温暖化ガスとその他の汚染物質の排出を抑制することにある。
アムステルダム市は、2015年までに市内に1万台の電気自動車が走ると言う環境目標を定めている。そのため、市は、電気自動車用充電基地の設置に対する助成施策も開始した。目的は、地元企業が自社敷地内に設置する自家用充電基地の一般開放を促進することにある。
市内には既に約100ヵ所の充電基地が設置されており、アムステルダム市は電気交通機関の導入のヨーロッパにおけるトレンドセッターとなっている。
 交通機関に対して電動モードの使用を推奨する従来の助成策も成果を上げている。2010年、アムステルダム市は、市内の企業が電気自動車を購入する際その代金の50%までを助成する施策のために300万ユーロの予算を割り当てた。この予算は、地元企業が260台の電気自動車を新たに購入することを可能にし、アムステルダム市がグリーン交通のハブを目指していることを明示するものとなった。

【出典】アムステルダム市ウェブサイト
http://www.iamsterdam.com/en/business/news-features/sustainability/electric-car-subsidy-2012


アムステルダム市と三菱自動車が協力

2011年11月01日 

 アムステルダム市と三菱自動車は、アムステルダム大都市圏における電気自動車による輸送力増強のために協力することとなった。
 アムステルダムRAIエキシビション&コンベンションセンターにおいて、アムステルダム市と三菱自動車は、両者が協力して、市内の電気自動車の利用促進にあたると発表した。
 アムステルダム市は、2015年までに市内に1万台の電気自動車を導入すると言う野心的な環境目標を立てている。現在、市内に100の公共充電基地を設けており、アムステルダム市はヨーロッパにおける電気によるモビリティのトレンドセッターとなっている。
 加えて、近い将来経済的な電気自動車がアムステルダムで入手可能となる。日産リーフ、プジョーiOn、GMのオペル・アンペラ等、100%電力で動くゼロ・エミッション・カーの販売が予定されており、近く詳細が発表される見通しである。アムステルダム市はサステイナビリティに対して真摯に取り組んでおり、ルノー及び日産とも電気自動車の導入について協働することとなっている。

【出典】アムステルダム市ウェブサイト
http://www.iamsterdam.com/en/business/news-features/sustainability/amsterdam-mitsubishi


ハーグ~ロッテルダム間に高速自転車道路を建設

2011年01月11日 

 2013年に、ハーグからロッテルダムまでの間で新たな自転車専用道路が建設される。
 この「高速道路」は、そもそも、急速に拡大しているこれら2都市の郊外地域からの通勤道路として計画されたもの。魅力的な自転車専用道路の建設によって、自動車の代わりに自転車を使用する通勤者が増えることを期待して、ハーグ市のペーター・シュミット交通担当副市長が議会に建設を提案した。勤務先から15km圏内の住民が車の代わりに自転車を通勤手段として選択できるようになることで、地域での交通渋滞の解消が期待されている。
 道路は、ハーグ市、ライドスヘンダム・フォールブルフ(Leidschendam-Voorburg)市、ペイナカー・ノートドルプ(Pijnacker-Nootdorp)市、ライジンガーランド(Lansingerland)市とロッテルダム市を結ぶ。一部は現在既に供用されている自転車専用道をそのまま使うが、主には、ランドスタット鉄道エラスムス線の線路に沿って建設される。
 利用者が全長23キロの移動を安全に保ち且つ途中停車の必要を減らすため、自動車専用高架橋やトンネルを整備することでこれまで以上に高速に走ることができるようになる。
 社会基盤省と環境省は、国立自転車高速道路計画に2,100万ユーロを拠出するが、自治体にも5,900万ユーロの負担を求めている。この特別な自転車専用道路の発案は、オランダ自転車利用者組合によるものである。

【出展】デン・ハーグ市HP 2011年1月11日
http://www.denhaag.nl/en/residents/news-and-events/to/Express-bike-route-between-The-Hague-and-Rotterdam.htm


アムステルダム市の自転車盗難対策

2008年06月23日 

・2008年6月12日、アムステルダム市が自転車盗難対策についてプレス発表し、「市の対策は成功している」と述べた。
・2001年には自転車盗難のリスクは16%だったが、2007年には8%となった。
・盗難防止の役割の中心をになうのは、2003年に設置されたアムステルダム自転車処理センター(AFAC)。
・市は撤去自転車をAFACへ送る。AFACは放置自転車など年間3万台を処理している。AFACは盗難の痕跡をチェックする。盗難の届出をしていた持ち主には無料で返品される。
・市は盗難発生防止のため、次のような対策をとっている。固有のコードを自転車に刻印し、持ち主は無料で毎週二回自分の自転車の行方を知るサービスを受けられる。路上で盗難自転車の監視をする要員も配置している。中古自転車業者は定期的に記録をチェックされる。駐輪場の整備にも取り組んでいる。
・これらの取組が始まって5年たち、すでに市全体の自転車の4分の1にあたる13万5千台の自転車に刻印がなされた。現在の課題は、盗難の届出の率が23%と低いことである。
・アムステルダム市民は一日200万キロメートル以上の自転車旅行をしている。
・12歳以上の市民の75%が自転車を所有し、50%以上が毎日自転車に乗っている。自転車に乗る人は平均すると高い教育を受け高収入の人々である。

【出典】
アムステルダム市ウェブサイト
http://www.iamsterdam.com/
AFACウェブサイト
http://www.afac.amsterdam.nl/download/AFACflyer_EN_2005.pdf
「Sustainable Mobility in Amsterdam」 
http://www.iamsterdam.com/contents/pages/1017/printablefolderac2stbvonline_def.pdf


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