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【ロンドン事務所】身近なコロナ感染対策 ~日常生活の目線から~
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新型コロナウイルス感染症流行後、スーパーやレストラン、駅などでは、いたるところに2mの目安となる印
があり、入り口と出口が可能な限り分けられ、消毒液が備え付けられました。スーパーなどの商店では入店後、
入口に設置している消毒液で手や買い物カゴ、カートの取手を使用前に消毒します。入店の際にマスクは必須で
すが最近はマスクをせずに入店しようとする人も見かけなくなりました。精算の際もセルフレジは透明の樹脂製
のパーテーションで区切られ、待つ間も2mごとに床につけられた印を目安に並びます。また、消費も内食傾向が
進み、利用客はロックダウン前よりも増加しました。統計によると7~9月の3か月間のスーパーの売り上げは
前年比で9.4%増加しています。
一方、飲食店では7月の営業再開後、入店前に来店記録をとり、万が一コロナが発生した際には利用者に連絡が
いく仕組みが新たに出来ました。店先に提示されているQRコードからNHS(国民保険サービス)のアプリに来店の
登録を行い、店でコロナが発生した際にはアプリから通知が来ます。また、注文や支払いも机に貼ってあるQRコード
からインターネットにアクセスして済ませる店舗が増えてきました。そのため、店によっては座席の案内と食事を
持ってくる時以外は店員とは接触しません。
しかし、このような対策にも関わらず感染者数は秋以降増加の一途を続け、11月5日には2回目のロックダウンが
行われました。今後、英国政府や事業者がどうやって現実的かつ有効な感染拡大防止策を打ち出すか、引き続き注視
していきます。
詳しくはADレポートをご覧ください。
( https://www.jlgc.org.uk/jp/ad_report/withcoronauklife/ )
ロンドン事務所所長補佐 野坂