調査・研究

地方自治体等訪問

レスター市を訪問しました

2019年11月30日 

2019年11月29日,当事務所が実施している新任職員を対象とした実地研修の一環として、レスター市(Leicester City Council)を訪問しました。

レスター市はラグビーワールドカップ2015のホストシティとなっており、現地ではアルゼンチン、カナダ、ナミビア、トンガ等の試合が行われました。また,大会中はワールドカップのFan Zoneをボランティアの協力のもとレスター市が運営しました。

レスターでは,同市が進めるスマートシティ戦略について話を伺いました。

レスター市は、気候変動や高齢化、社会的孤立、渋滞、エネルギーの不安定供給、経済成長などの課題に直面しています。

・気候変動
気候変動対策は緊急を要するものであり、レスター市ではカーボンニュートラルシティー(炭素中立宣言都市)に加盟し、取り組みを進めています。交通渋滞に対する対策としてはサイクリングやウォーキングなどを促しています。

・高齢化
高齢化対策についてはお金もかかり、市にとっては大きなプレッシャーとなっています。

・エネルギー政策
エネルギーの不安定供給については、持続可能なエネルギー資源の供給に加え、貧困などの問題で十分に電気、ガス、水道の供給が受けられない家庭があるなども問題となっています。

レスター市はこれらのかだいをかいけつするために,スマートシティ化に力を入れています。レスター市のスマートシティ戦略は、データのためのスマートシティではなく、人のためのスマートシティであり、人の生活がより良くなるよう、人と人、人と場所など様々なものがつながるスマートシティを目指しているとしています。

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