2019年10月10日，当事務所が実施している新任職員を対象とした実地研修の一環として、ピーターバラ市（Peterborough）を訪問しました。
ピーターバラは人口約20万人で，若年人口が多く，話されている言語は114あると言われる国際色豊かで現在も人口が増加している地方都市です。ロンドンから1時間以内でアクセスでき、地価もロンドンより安いため、ビジネス面での優位性も高く，また，UK first Gigabit city, 4 Future Cityなどにも選ばれており、通信面、テクノロジーや連携などの面でも優れています。主なビジネス分野は物流管理、先端医療、ファイナンス、デジタル、農業などです。
ピーターバラでは，ピーターバラ・シティーカウンシルに所有されている民間会社であり、ピーターバラの経済発展を担っているOpportunity Peterboroughに話を伺いました。
ピーターバラでは官民連携でSDGsの取り組みを推進しており，循環型経済を目指すうえで重要な「７つのS（①Rethink、②Redesign、③Repurpose, Reuse and Share、④Repair、⑤Remanufacture、⑥Recycle、⑦Recover）」など，独自のビジョンを打ち出しています。
また，ピーターバラはスマートシティ化と地域の経済開発にも力を注いでおり，Opportunity Peterboroughでは包括的で地域に根差したビジネスの成長と、内部投資、各分野の成長、イノベーションをサポートする活動を行っています。ネットワーキングイベントを定期的に実施するなどして、さまざまな業界の人たちとの交流、連携、新しいビジネスが生まれる場所を生み出し，また，これからの社会を担う高校生に起業や技術等のワークショップを開催し、地元企業・産業に興味を持ってもらうように取り組みを行っています。
ピーターバラの取り組みについて説明するOpportunity Peterboroughのスタッフ
