【記事】ロンドンで学ぶ
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英国には約160校の大学があり、オックスフォードやケンブリッジなどの有名校
は日本人にもよく知られているところです。
今回のテーマのユニークな学部を探してみると、ロンドンにはSchool of
Oriental and African Studies(SOAS)という大学があり、この大学はヨーロッ
パ最大のアジア、アフリカ、中東に関する研究機関をうたっています。SOASで
はそれらの地域の言語、文化に関する様々なコースを学習できますが、その中
にはエスニック音楽に関する授業があり、例えばバリのガムラン(gamelan)、タ
イの宮廷で演奏されるマホリ(mahori)、ジンバブエのムビラ(mbira:日本では指
ピアノと呼ばれているようです)などの演奏について学ぶことができます。 日
本の楽器では琴や尺八などが教えられています。こうした西洋のものではない
楽器の演奏を通して、学生がアジア、アフリカ地域の文化についての造詣を深
めることを目的としています。
SOASでは133の国から集まった約5,000人の留学生が勉強に励んでいます。これ
は全学生の約半数にあたります。アジア、アフリカ、中東に関する研究に特化
することで、世界中から学生を集めているようです。このようなSOASの取り組
みは、少子化で学生数の減少が危惧される日本の大学の今後の留学生招致のヒ
ントになるかもしれません。
(ロンドン事務所所長補佐 山口)