ノルウェーでは、基礎自治体(Kommune:コムーネ)の構造と任務に影響を及ぼす50年ぶりの大規模改革が現在検討されている。
中央政府によると、コムーネ改革の重要目標は、社会福祉事業の向上であり、コムーネの数は合併で現行の428から約100に減ると見込まれている。
このレポートでは、まずノルウェーにおける基礎自治体(コムーネ)の経緯と主な課題を紹介する。その後、今回の改革がコムーネをどのように変革し、どのようにコムーネが抱えている問題に影響を及ぼすことになると考えられているかについて述べる。最後に、ノルウェー政府が発表した今回の改革の一部となるコムーネ合併のスケジュールを紹介する。