欧州議会は2月10日、住宅のエネルギー効率改善に関する欧州地域開発基金(ERDF)の適格性を定めた欧州議会・理事会規則(EC)No 1080/2006の修正案を承認した。
ロマ族に代表される取り残されたコミュニティーは従来、2004年と2007年に新規加盟した中東欧中心の12カ国においてのみERDFの恩恵を受けることができたが、今後は全加盟国に適用される。新たな規則ではまた、都市部か地方かに左右されることなく、既存の住宅の改修に加え、建て替えにもERDF資金を用いることが可能になる。現状では、都市部の社会住宅の改修に限られている。
取り残されたコミュニティーの住宅改善費の助成金は、関連するERDF事業計画(Operational Programme)の予算の3%、あるいは各加盟国の全ERDF予算の2%を上限とする。
出典:
-欧州議会プレスリリース
http://www.europarl.europa.eu/news/expert/infopress_page/059-63589-307-11-45-910-20091103IPR63587-03-11-2009-2009-false/default_en.htm
http://www.europarl.europa.eu/news/public/story_page/059-68554-039-02-07-910-20100205STO68539-2010-08-02-2010/default_en.htm