2月25~26日にブダペストで開催された「欧州のドナウ地域戦略」会議で、EUの2007〜2013年中期予算において、同地域向けに追加的な資金が割り当てられないことが確認された。
14カ国を対象とするドナウ地域戦略は、環境持続可能性、経済的繁栄、地理的なアクセスのしやすさと魅力のほか、地域の安全性向上を重点分野とする。同地域はEU結束政策に基づき、対象国同士の協力やEU基金の恩恵を引き続き受けられるが、現行のEU政策でますます一般化している直接支援については、当期予算から新たなマクロ地域協力への助成金を別途拠出することが不可能になったため、実現しない。
しかしながら、ドナウ地域は将来的により多くの資金にアクセスできる可能性がある。次期予算(2014~020年)においては、いかなる加盟国も、同戦略のようなマクロ地域戦略への予算割り当て拡大を提案できるようになる可能性があるためだ。
【出典】
– Declaration of the Danube Summit on 25th February 2010 in Budapest
http://www.mfa.gov.hu/kum/en/bal/actualities/spokesman_statements/20100225_duna_csucs.htm
Council of European Municipalities and Regions
http://www.ccre.org/news_detail_en.htm?ID=1791
Strategy for Danube Region
http://ec.europa.eu/regional_policy/cooperation/danube/events_en.htm