・2008年6月12日、アムステルダム市が自転車盗難対策についてプレス発表し、「市の対策は成功している」と述べた。
・2001年には自転車盗難のリスクは16%だったが、2007年には8%となった。
・盗難防止の役割の中心をになうのは、2003年に設置されたアムステルダム自転車処理センター(AFAC)。
・市は撤去自転車をAFACへ送る。AFACは放置自転車など年間3万台を処理している。AFACは盗難の痕跡をチェックする。盗難の届出をしていた持ち主には無料で返品される。
・市は盗難発生防止のため、次のような対策をとっている。固有のコードを自転車に刻印し、持ち主は無料で毎週二回自分の自転車の行方を知るサービスを受けられる。路上で盗難自転車の監視をする要員も配置している。中古自転車業者は定期的に記録をチェックされる。駐輪場の整備にも取り組んでいる。
・これらの取組が始まって5年たち、すでに市全体の自転車の4分の1にあたる13万5千台の自転車に刻印がなされた。現在の課題は、盗難の届出の率が23%と低いことである。
・アムステルダム市民は一日200万キロメートル以上の自転車旅行をしている。
・12歳以上の市民の75%が自転車を所有し、50%以上が毎日自転車に乗っている。自転車に乗る人は平均すると高い教育を受け高収入の人々である。
【出典】
アムステルダム市ウェブサイト
http://www.iamsterdam.com/
AFACウェブサイト
http://www.afac.amsterdam.nl/download/AFACflyer_EN_2005.pdf
「Sustainable Mobility in Amsterdam」
http://www.iamsterdam.com/contents/pages/1017/printablefolderac2stbvonline_def.pdf