活動記録
2011年03月18日
長崎市・アバディーン市民友好都市調印記念講演会
2011年3月2日、アバディーン市庁舎においてアバディーン市長、田良原在エディンバラ総領事、アバディーン市議会議員、アバディーン市関係者ら約30名が参加し、在エディンバラ総領事館開設20周年記念事業の一環として、長崎市・アバディーン市民友好都市調印記念講演会が開催されました。
特別講演では、チャールズ・ブルース氏が、祖先である8代エルギン伯爵・ジェームス・ブルース氏に関する「1858年から1905年における日本の西洋化(The early Westernisation of Japan between 1858 and 1905)」と題した講演を行いました。ジェームス・ブルース伯爵は、ジャマイカ総督やカナダ総督を歴任した外交官で、1857年に高等弁務官として中国に赴任し、第2次アヘン戦争の終結、天津条約の締結を果たした人物です。中国に滞在している間に日本に出向き、1858年の日英修好通商条約の調印を締結にも大きな役割を果たしました。トーマス・グラバー以前に、日英関係の礎を築いた人物であり、グラバー同じスコットランド出身であることがとても興味深いと思われました。
2011年03月17日
日独姉妹都市会議
2011年2月8日(火)、ベルリンの在ドイツ日本大使公邸において、「日独姉妹都市会議」が開催されました。これは日独の交流の現状報告や意見交換を行うことにより日独交流の活性化方策を探ることを目的とし、日独交流150周年記念事業の一環として行われた会議で、日本と交流のある自治体を中心に36のドイツの自治体の市長や職員、ドイツ国内の独日協会の関係者、横浜市フランクフルト事務所、クレアロンドン事務所、国際交流基金ケルン日本文化会館、JNTOフランクフルト事務所等から、合計約70名が会議に参加しました。
冒頭、神余隆博大使が挨拶を行い、日独の交流の歴史に触れ、特に今後の日独交流を担う青少年交流の重要性について述べました。そして、シュマルシュティーク・前ハノーバー市長が、ともに戦争の惨禍を経験し世界平和の確立を目指して交流が始まったハノーバー市と広島市の姉妹交流について、ローゼンタール・ヴュルツブルク市長が、地域の活性化に貢献している大津市との姉妹交流についてスピーチを行いました。当事務所からは、藤島所長が自治体国際化協会の活動内容及び国際交流の支援、姉妹自治体提携状況、日英の姉妹都市交流事例等を紹介するプレゼンテーションを行いました。その中で、2007年の姉妹自治体交流表彰で総務大臣賞を受賞した鳴門市とリューネブルクの交流を優良事例として紹介したところ、交流事業で日本を訪問したことがあるというリューネブルク独日協会の方から、今後も友好交流を深めていきたいとおっしゃっていただきました。クレアのことを今回初めて聞いたという参加者も多く、クレアの事業をPRする絶好の機会でした。その後、日独の都市間交流の更なる活性化策を探るためのパネル・ディスカッションが行われました。当事務所からは、キルヒナー主任調査員がパネリストとして参加し、ドイツからのJET参加者の多くは国際交流員(CIR)で、日独の友好交流において重要な役割を果たしてきたことを紹介しました。
この会議に参加し、ドイツには古い歴史を持つ独日協会が存在し、民間レベルでの日独の交流を支えていることを深く理解できました。日独の自治体は厳しい財政状況に置かれていますが、参加者が交流の現状報告や問題点について意見交換を行うと同時に、日系の関係機関が情報交換することで連携強化を図ることのできる、このような機会は非常に重要であると痛感しました。
2010年07月12日
長崎市がアバディーン市と市民友好都市提携を締結
2010年7月12日、アバディーン市庁舎で行われたアバディーン市・長崎市の市民友好都市調印式に出席しました。
日本の近代化に貢献したトーマス・グラバーがアバディーン出身であった縁で民間団体による学生の交換事業等の交流が長年続いていたことから、市民友好都市提携につながりました。今回の提携はこれまでの姉妹都市の枠にとらわれず、市民や市民団体が中心となって交流を進めることを目指したものです。当事務所としても両市の更なる交流が深まるよう支援したいと考えています。
2010年03月16日
第2回日英ローカルリンク会議
2010年3月16日に在英国日本国大使館で、昨年度開催した初回会議に引き続き、第2回日英ローカルリンク会議(Japan UK Local Links Conference)を開催しました。
この会議は、日本の自治体と姉妹交流を実施している英国の自治体及び在英の日本関係機関出席の下、両国の自治体による交流の活性化方策を検討するため、当事務所と在英国日本国大使館と共催で開催したものです。前回の会議における当事務所からの提言から、今回の会議ではJETAAからの参加者が新たにメンバーに加わりました。
各自治体から交流の現状の報告を受け、その後の意見交換では、厳しい財政状況下において助成金等による財源調達方法、JET経験者等外部人材の活用方策について議論を深めることができました。国際交流に対して市民からの理解を得るには、交流がもたらす好影響を数値化して示し、交流を地域の経済発展につなげるべきという意見が出ました。
2009年03月10日
「日英ローカルリンク会議」を開催
2009年3月10日に在英国日本国大使館で、初の「日英ローカルリンク会議」を開催しました。
この会議は、日本と英国の自治体で行われている交流の現状を報告し、意見交換をすることによって今後の自治体レベルでの交流を活性化することを目的として開催したものです。英国側からは13の自治体及び関連団体、日本側からは6の関連機関から日英交流の担当者が出席しました。
会議では、過去の交流の反省点や、今後の交流に対する期待などに関して活発に意見交換が行われました。当事務所からは、英国内のJTEAAとも連携して今後の交流を進めていくよう提言を行いました。